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2026.02.09
株式会社PLAST「プラスト訪問看護ステーション」で働く亀原さん。
2023年8月には、看護師として働きはじめた頃から描いていた「いつか訪問看護へ」という想い、転職の背景、在宅ならではの看護についてインタビューを行いました。
そして今回が2回目。
産休・育休を経て復職し、働き方も生活も変化する中で、亀原さんは今、訪問看護をどう捉えているのか。
「一人で判断する怖さ」とどう付き合っているのか。
そして、PLASTが大切にしている“抱え込ませない”仕組みとは何か。
あらためて、お話を伺いました。

亀原さん:
今は常勤で、9時〜18時で働いています。
オンコールは「3歳までは免除」という制度があるので、基本は持たなくていいんですけど、私は月1回だけ持たせてもらっています。
それも、旦那の理解もありますし、
夜間に状態変化が起きることが多いので、月1回でも持っていると利用者さんのことや全体の流れを把握しやすいなと思って、という理由です。
亀原さん:
ありました。仕事と家庭の両立ができるかな、という不安は思いましたね。
復帰の前に1ヶ月くらい、ならし保育をして、徐々に預ける時間を伸ばしました。
復職後は時短ではなく、フルで戻っています。
スキル面は、働き始めたら思い出すので大丈夫でした。
亀原さん:
妊娠中でしんどかったのは、つわりの時期が一番でした。
利用者さんのお家によって匂いがきついこともあって、出入りのたびに気分が悪くなることもありました。
でも、妊娠したと伝えてからは、近場でも車移動にしてもらえて、訪問と訪問の間に少し休めたりもしていました。
「しんどかったら横になってていいよ」と言ってもらえたのも、ありがたかったです。

亀原さん:
入る前は「全部一人で判断するのかな」って不安が大きかったんですけど、
実際は、想像していたほど「完全に一人で判断する」場面って多くなかったなと思っています。
というのも、PLASTでは基本的に 1人の利用者さんにつき看護師2〜3人で担当する形なので、
困ったり悩んだりした時は、まずその担当看護師に相談するようにしています。
訪問の現場は一人でも、判断はチームでできる感覚です。
亀原さん:
同行期間が終わると、一人で業務にあたる時間はどうしても長くなります。
その中で、不安や疑問を抱え込まないように、相談役として関われるよう意識してくれている人がいます。
加地さんの関わりは、指導というよりもメンタル面のフォローが中心という感じですね。
不安や疑問を抱え込まないように、「相談していい」って思える状態をつくってくれていると思います。
亀原さん:
これまで、いろいろ抱え込んで業務を続けた結果、精神的な負担が大きくなって退職につながってしまったケースもあったと聞いています。
そういう状況を変えていきたい、という思いがあるから、今の形になっているんだと思います。
亀原さん:
不安がゼロになったわけではないです。
今も、状態不安定な方がいたり、亡くなりそうな方がいたりすると、やっぱりドキドキします。
でも、入職当時が100不安だったとしたら、今は半分くらいにはなっている感覚です。
慣れもあるし、相談できる体制があるのが大きいです。

亀原さん:
訪問看護は、生活の視点が入ってくるのが大きいです。
やっているケア自体は同じことも多いけど、「生活に落とし込む」視点が必要になると思います。
あと、多職種連携は病院より増えたと感じます。
ケアマネさん、福祉用具の方、医療機関など、担当者会議でみんなで話し合うこともありますし、
病院にいた時より、外部とのやりとりが日常になりました。
亀原さん:
訪問看護は、不安がなくなる仕事ではないと思います。
でも、不安を一人で抱え込まない環境があると続けられると思っています。
一人で判断しないといけない場面ばかりではなくて、
チームで担当して相談しながらやっていける。
それが実際に働いてみて感じたことです。
1回目の記事では、亀原さんが描いてきた「いつか訪問看護へ」という想いと、在宅で実現したい看護が語られました。
2回目の今回は、その続きとして、産休・復職を経た働き方の変化と、「不安」との付き合い方がより具体的に見えてきました。
訪問看護の不安は、ゼロにならなくていい
重要なのは「抱え込まない仕組み」と「相談の導線」
PLASTでは複数名担当(2〜3人)を基本に、判断をチームで支える
同行後の“一人の時間”に対しては、相談役によるメンタルフォローで離職を防ぐ文化づくりを進めている
“強くなる”より、“抱え込まない”。
それが、訪問看護を長く続けるための現実的な答えの一つかもしれません。