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2026.02.02
プラストの芽 2026/02/02 第49号
皆さんへ
今月は「価値とは何か?」というテーマについて、少し視点を変えて考えてみたいと思います。
先日、現代アーティスト松山智一さんと「うまい棒」がコラボしたアート作品《げんだいびじゅつ味》が、アートオークションで1本115万円で落札されたというニュースを見かけました。
中身はいつものうまい棒。でも外装の線画がアーティストによって描き下ろされ、開封できないアクリルボックスに封入された「見るもの」としての価値が付与されました。その結果、「食べるための10円のもの」が、「鑑賞され、所有される115万円のアート作品」に変化したのです。
この出来事は、「私たちが“価値”をどこに見出しているか?」を改めて考えさせられる出来事だと思います。

価値とは何か?
実は、価値というものは「モノそのものの性質」ではなく、「人がどう感じたか」によって大きく変わるのだと思います。つまり、価値とは“意味”であり、“関係性”の中で立ち上がるものです。
私たちの仕事にも価値はある
たとえば、訪問の1回、声かけのひとこと、何気ないデザインの1枚が、ある人にとっての「大きな意味」となり、時間が経っても心に残ることがあります。私たちは“当たり前”のことをしているようで、実は“特別な価値”を届けているのかもしれません。
価値は、つくるものでも、伝えるものでも、見つけるものでもあります。私たち自身が「これは価値がある」と信じて取り組んでいるか。それを受け取る人の目線で見つめ直しているか。それが仕事の手応えや誇りにもつながっていきます。
また受け取り手にとって大きく変化することを覚えておいてください。その相手の感情や状況によって、同じものでも”価値”は大きく変化します。
最後に
ものの価値は“定価”では決まりません。人の価値も“肩書き”では決まりません。
私たちは日々、目には見えにくい価値を、地域や社会に届けています。
ぜひ今月は、
「自分が届けている価値とは何か?」
という問いを持って、一つひとつの仕事を見つめてみてください。
それでは、また次号で。
株式会社PLAST
代表取締役 廣田恭佑