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2025.06.27
ある日、事業所のポストに「神戸長田ビーチサンダルデザインコンテスト」のチラシが届きました。
今回は、その一枚のチラシが、利用者さんの新たな挑戦へとつながるきっかけとなりました。
当初、コンテストへの応募について利用者さん自身はあまり前向きではありませんでした。
しかし、スタッフの声かけや励ましにより、「自分にできる動きで絵を描いてみよう」とチャレンジを決意。
制作では、箱の中に絵の具がついたビー玉を入れ、箱を動かしながら色の線を描く技法を用いました。
ビー玉が届きにくい余白の部分には、なんと自分の手でビー玉を転がして色をつけようと工夫する姿も見られました。
作品の配色は、本人が思い描く「夏の色」。
「夏の色」というテーマから、他の利用者さんとイメージを広げる会話で盛り上がりました。

制作をサポートする中で、スタッフが大切にしたのは「やる気」や「楽しむ気持ち」。
それらを大事にしたいと思い、やり方や声かけも工夫するようにしていました。
さらに、一人で黙々と取り組むのではなく、他の利用者さんとも関われるよう、自然な形での共同作業になるようにも心がけました。
そして今回の作品が見事、「チャレンジド部門 特別賞」に選ばれました!
受賞の報告を受けた際は少し実感が湧いていない様子もありましたが、授賞式が近づくにつれて徐々に誇らしい気持ちが芽生えたようです。
授賞式当日は、堂々とした表情で参加されたとのことでした。
事業所では、スタッフと利用者さんからのメッセージを集めてプレゼントしました。
この贈り物はご本人だけでなく、ご家族からも大変喜ばれたそうで、メッセージを読んだ感想を他の利用者さんにも伝えてくださいました。

受賞を聞いたご本人からは、「嬉しい! 賞金はなんぼもらえるん!?」
というユーモアたっぷりのコメントも飛び出しました(笑)。
