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2022.02.16

《非認知能力さえ育てれば成功する?》

〝非認知能力さえ育てれば、うちの子も将来有名な大学に行き、よい就職をして、幸せな人生を送れる〟と思われていませんか?

 

 

事実、非認知能力がその後の成長・成功につながることが様々な研究から報告されていますが、ひとりひとりの子ども全てがそうなるわけではありません。人の成長や幸せは、それほど単純なものではありません。

 

非認知能力を育む遊びを今までも数回お伝えし、これからも色々お伝えしていこうと思いますが、この遊びをすれば必ずこの力が育まれて非認知能力が高まるというほど簡単なものでもありません。ですが、どれもあらゆる可能性を秘めている大事な遊びです。

 

 

玉川大学教育学部教授の大豆生田啓友先生の著書に述べられていますが、「今こうしておくと、将来こうなる」という「未来の幸せ」よりも、今現在、意欲的に過ごせたり、他者と豊かに関われたりすることがまず大切。つまり、将来のために非認知能力を育てることを考えるのではなく、子ども時代の現在の毎日が満たされるために、子どもと向き合うことが大切だと仰っています。

 

その結果、子ども時代の「現在の幸せ」が、その後の幸福感につながっていく可能性があるのだと。幸せな時間を過ごすことがおのずと一歩先の幸せを生み出し、その子が生きていく重要な根っこになっていくという考えなのです。

 

 

振り返ってみると、あっという間に終わってしまうかけがえのない乳幼児期時代。その時代を親子の幸せな時間にしていきたいですね。

 

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