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2021.06.29
PLAST 代表取締役 廣田恭佑
PLASTで働く方へインタビューするシリーズ、第六弾は代表取締役の廣田恭佑さんです。PLASTを起業したきっかけ、様々な事業がどのように生まれてきたのか、どんな職場環境にしたいのかなどをお聞きしました。
僕は理学療法士として回復期リハビリテーション病院での勤務を経て、株式会社PLASTを設立しました。現在は10事業所を経営しています。
最初、病院から退院した人たちに関わる専門家がいる場所を作ろうと思い、デイサービス「プラスト新長田」をオープンしました。
当時は理学療法士主導のリハビリ特化型デイサービスは少なく、珍しかったと思います。
その後、より重度で自宅から出れない人たちに向けた訪問看護ステーション「プラスト訪問看護ステーション」、今すぐ介護が必要ではない人たちに向けたリハビリ施設「リハビリモンスター」をオープンしました。
毎年新しい事業を展開させているのは、関わる人たちが「これがあったらいいのに…」に気付かせてくれることがひとつの要因です。
2018年には訪問看護ステーションに入職した小児専門の理学療法士が主導で、重症心身障害児を対象の「ヒミツキチ」を立ち上げました。
弊社の訪問看護ステーションだけでは十分なサポートが出来ず、かといって他の事業所さんは軽度な障害をもつお子さんを対象としているところが多く…僕たちだからこそサポート出来る形を実現するために開設しました。
同時に、障害のあるなしに関わらず子どもたちが一緒に過ごせる場を作りたいと考え、企業主導型保育園「ジャングル・ラボ」をスタートさせました。
*とある日のジャングル・ラボ
この頃から、スタッフの出産や育児といったイベントが増えてきたこともあり、社内でも要望があったのですよね。みんなが働きやすい環境が目に見える形となって作れるようになってきたと思います。
その後、様々な出会いから福祉用具貸与事業所やチョコレート屋に取り組みました。「理学療法士がチョコレート屋さん?なぜ?」と驚かれることが多いですが、僕にとっては全てが繋がっているのです。
僕たちの目の前に現れた社会課題をひとつずつクリア出来るよう取り組んでいるのです。
*リハビリモンスター開店時の写真
PLASTはスピード感のある事業展開をしていて、挑戦する会社です。スタッフにもそれぞれに新しい挑戦をするように促しています。
新規事業だけでなく、イベント開催・商品開発・書籍執筆・学術活動…幅広い活動を通して、キーワードの「人生、ワクワク」を体現してもらっています。
会社として、地域で過ごす方たちだけでなく、働く僕たち自身も常にワクワクしながら過ごしていきたいですからね。
*新商品開発の様子
これだけを聞くと、みんなが全力疾走し続けなければならない会社だと思う人もいるのですが、実際には多様な働き方が実現出来るように積極的にサポートしています。
求人情報をみていただけると分かるのですが、フレックスタイム制度・時短勤務・時差出勤・短時間出勤といった仕組みを導入しています。
もちろん、先ほど紹介した保育園「ジャングルラボ」でお子さんを預けていただくことも可能です。徒歩圏内にいくつもの事業所があるので、すぐ近くで安心して仕事をしていただけます。
実際、訪問看護ステーションで働く看護師さんはそれぞれに合った働き方をしています。朝10時から働くスタッフ、週4日勤務のスタッフ、利用者さんの自宅から直帰するスタッフ…サポート体制に力を入れているからこそ実現出来る働き方だと思っています。
2020年には、「ひょうご子育て応援賞」という兵庫県内で3社しか選ばれない章を受章することが出来ました。①企業主導型保育園を本社の隣接地に開設、②残業が発生しないような工夫、③出産後も働き続ける体制づくりのために役職者の役割・評価基準の明文化、④職員の結婚や子育てに関する相談に専門相談窓口に女性スタッフ2名を配置。これらが評価の内容でした。
*脳卒中片麻痺の方と作るバル形式の料理店「カタテバル」をイベント開催
僕たちは「まちささえ」が出来る会社だと思っています。地域で過ごすみなさんをかげながらサポートして、まだ眠っている価値を見つけ出すような感じです。
それぞれに合った活躍が出来る人って、地域にたくさんいるのですよね。そんなイメージを共有しながら一緒に歩んでいける人たちと一緒に働きたいです。
PLASTは10年後も20年後もそれより先もずっと続けていきます。地域の人たち、働く僕たち…両者が楽しみながら一緒の時間を過ごせる場を作っていきます。