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2019.03.15
先日、地域の症例検討会で発表をする機会を頂きました。
内容は、昨年PLASTで開催したイベント「カタテバル」についてです。
カタテバルとは、脳梗塞などが原因で片麻痺になった方が
厨房に立って料理を振る舞うバル形式の料理店です。
開催の経緯として、私たちはワクワクすることが大好きな会社です。
今回はみんなで料理店をしたら面白いんじゃないか?ということで
片麻痺の利用者さんにも協力していただいてバルを運営することになりました。
コンセプトは参加したみんながカタテを楽しむことでした。
食事を食べる方も調理する方もみんなカタテで楽しみました。
美味しい食事を片手で楽しむには難しいこともありますが
みんなで協力したり、自助具を使うことでできることも沢山ありました。
イベントではお客さんからも「すごいね!」「美味しいね!」など
たくさんのお褒めの言葉をいただきました。
そして、参加したスタッフやお客様みんなが笑顔になることができました!
カタテバル当日の様子です。
「障害があるから」「時間がかかるから」といった理由で消極的になるのではなく、
みんなで協力することで本格的でワクワクする空間を作ることができます。
今回協力していただいた利用者さんは
イベントで少し自信がついたようで、現在、自宅でも料理の練習をされています。
地域で働くセラピストさんやケアマネさんや福祉用具の業者さんが
参加していたため、たくさんの方にご意見をもらうことができました。
改めて〝できること″をするのではなく〝やりたいこと″を支援するのが
私たちの役目でもあると感じる機会になりました。
これからもプラストの一員として、
プラストに関わる皆さんがワクワクできるイベントをしていきたいと思っています。
これからもよろしくお願いします。
プラスト訪問看護ステーション
作業療法士 森 彩華