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2018.03.22
こんにちは!
リハビリモンスター理学療法士の衣川圭祐です。
前回は「骨盤の大切さ」というテーマで「骨盤の構造」
についてお伝えしました。
今日は「骨盤の安定」について記載します。
前回もお伝えしたように、骨盤は主に3つの骨(寛骨2枚、仙骨1枚)で作られており、
それぞれ靭帯や筋肉で繋がっています。
そして、内臓の保護や上半身と下半身の連結に役立ちます。
そのためにも「安定することが大切」というお話をしました。
では、「骨盤の安定」とは何でしょうか。
まず、ここでいう「骨盤の安定」とは、骨盤やお腹周りの筋肉が適切に機能し
上半身や下半身がムダな力を必要とせず、効率よく動く状態を指します。
具体的にどんな筋肉が骨盤を安定させているかを説明します。
主に4つの筋肉が骨盤やお腹周りを安定させ、
上半身と下半身をうまく動かしてくれています。
1つ目は、お腹や骨盤の前面を支える「腹横筋(ふくおうきん)」です。
腹横筋は腹筋の中の方にあり、内臓を支える壁のような役割をしています。
2つ目は、骨盤から背骨を支える「多裂筋(たれつきん)」です。
多裂筋は骨盤の中心にある仙骨から背骨まで付いており、背骨と骨盤を安定させます。
3つ目は、骨盤の底を支える「骨盤底筋(こつばんていきん)」です。
骨盤底筋は生殖器、肛門周囲にあり、腹横筋、腹斜筋と同様に
内臓を下から支える壁のような役割をしています。
4つ目は、少し骨盤から離れますが、お腹の上部に付いており呼吸に関わる「横隔膜(おうかくまく)」です。
横隔膜は息を吸う時に肺を拡げる役目がありますが、
それに加え、1つ目に紹介した腹横筋とともに内臓を支える壁の役目もあります。
これら4つの筋肉は「コアマッスル」とも呼ばれ、体の中心(コア)である骨盤や体幹を安定させる重要な筋肉です。
「コアマッスル」が弱くなることで、腰痛、ポッコリお腹、尿もれなど様々な症状を引き起こしやすくなります。
リハビリモンスターでは、高齢者向けにコアトレーニングを行っている他にも、
一般のお客様にハンモックヨガやTRXトレーニングを用いたコアトレーニングを実施しているので是非体験してみてください。
次回は今回紹介した「コアマッスル」のトレーニング方法についてお話したいと思います。